村山佳世子さんが指南、
ニットのスタイルガイド秋冬の装いに欠かせないニット。
ADOREでは、色やシルエット、素材感とさまざまに揃う。
今回はスタイリストの村山佳世子さんに、 ニットを主役にした8つのスタイリングを教えていただいた。
「ADOREのニットは1枚で着映えする 華やかなデザインが豊富です」(村山さん)。
上品な風合いとモード感のあるディテールが光るニットを、 着こなしの主役に。
KNIT STYLE0108
ワンピースとショートケープによるニットのセットアップ。ワンピースだけ、ケープだけ、セットで3wayの着方が可能で冬の装いを彩る。「ケープのボタンを後ろ側にすると、バックスタイルに表情が生まれます。シンプルだけど緩やかなAラインのワンピースはそれ1枚で気負いないドレススタイルが完成」。
KNIT STYLE0208
カシミヤ100%のプルオーバーニットは、前後にアシンメトリーなデザイン。ゆとりあるシルエットで気負いなく纏う。「ADOREの赤はとても発色が良く、この一枚のニットでドレッシーな雰囲気が漂います。柔和で上品なチャコールグレーのベーシックなスカートと合わせると、上下ともに引き立ちます」。
KNIT STYLE0308
「ケープを纏っているかのような柄編みニットは、程よくクールでモード感を漂わせる着こなしに。カジュアルなカーゴパンツはもちろん、フレアスカートや全身黒のスタイルもかっこいい」。ヒップが隠れる長めの丈がリラクシーかつ、柄を生かしたシャープな印象へと導く。
KNIT STYLE0408
「今シーズンは、リブタートルをインナーに選ぶとフレッシュな着こなしが完成します。脇役のようでいて必須のアイテム。上質なコートを引き立ててくれます」。ADOREの定番であるベーシックタートルに、ピュアカシミヤの贅沢なロングコートを羽織り、洗練されたクリーミィなスタイルが完成。
KNIT STYLE0508
「ADOREエレガンスを代表するような一枚で絵になる華やかなニット。あえてブーツを合わせてカジュアルダウンし、クールな甘さを楽しんでほしい」。アウターから覗かせても愛らしい、花のようにフレアになった袖口がチャーミング。ハイゲージのため、ボトムとのバランスもとりやすい。
KNIT STYLE0608
ゆったりとしたクルーネックに、ADOREの“A”をインターシャ編みであしらったロゴニット。「トラッドなムードのニットなので、インナーにはストライプのシャツを合わせています。トップス全体が白とグレーをミックスした柔和な印象で、大人のカジュアルとしてまとめて」
KNIT STYLE0708
オールホワイトでまとめたコーディネートは、黒のボタン使いがデザイン性を感じるニットが鍵。「ボリュームがあるのに短めの丈や、ハイネックのデザインが全体をすっきりと見せてくれます。開けても閉めても着られる黒ボタンは、モード感のあるアクセント。シューズも黒を選んで引き締めます」
KNIT STYLE0808
ウールカシミヤのキャメルニットは着心地の良さが秀でた1枚。バルキーな大判ニットストールを効かせて。「滑らかな肌触りのニット。まろやかなキャメルは、グレージュのパンツやパステルカラーのストールなど優しい色と好相性。地味に見せないリュクスな風合いが頼もしいです」
STYLIST PROFILE
村山 佳世子
Kayoko Murayama
人気ファッション誌『éclat』、などで活躍中。上品なベーシックコーディネートに旬のエッセンスをプラスした、大人の女性のためのスタイリングが人気で、アパレルブランドのルックのスタイリング、コラボレーションアイテムの制作なども。著書に『一生もののおしゃれが身につく10のルール100のコーディネート』(集英社)がある。
STAFF CREDIT
PHOTOGRAPHER : Hiroki Morioka
STYLIST : Kayoko Murayama
HAIR AND MAKE : Miyuki Watanabe
MODEL : Mia Tazawa (November Agency)
TEXT : Aya Sasaki