服を新たにする黒染めを京都紋付とコラボレート
ADOREは、一着を長く大切に着てほしいとの想いから、
黒に染め替えて新たな印象で楽しめる スペシャルピースを制作しました。
日本の伝統的な正装である黒紋付だけを 100年間染め続けてきた京都紋付に、 黒染めをオーダーできる特別なサービスです。
美しいラッフルが際立つ白ブラウスとブルーのコクーンワンピースを、 ご自身のタイミングで黒染めに。
ステッチだけカラーが残り少しだけ褪せたような ヴィンテージライクな風合いのブラックへと変身させて。
フレッシュな風合いは纏う楽しみを再び輝かせてくれる。
Interview 01
京都紋付
日本では黒を表現する言葉が数多くあり、それだけ陰影を慈しむ文化が古来から根付いていたと思います。京都紋付では日本の第一正装である黒紋付のために漆黒の染めを100年以上に渡り行ってまいりました。独自の「深黒加工」により、生地の光の反射率を変え、より深い黒に見えるよう施し、真に黒い漆黒を表現しています。ADOREを纏う本物を知る方々に、伝統技術を通し染め替えるという行為により、廃棄することなく気続けられるという提案ができることを、嬉しく思います。
Interview 02
ADORE Designer
長く着ていただくためには、新鮮な気持ちを抱き続けスタイリングを楽しめることが大切です。そのために色を変え異なる見え方へ導くことは、とても有効な手段。黒はADOREにとって特別なカラーであり、特にフォーマルシーンにもふさわしい深い黒は着る人を引き立てます。京都紋付の伝統的な染め技術であれば、ADOREが追求する黒を表現できることからコラボレーションが実現しました。
PROFILE
京都紋付
古来より日本の伝統的な正装である黒紋付だけを100年にわたり染めてきた京都紋付。卓越した黒染めの技術と、その継承、さらに近年は、廃棄衣料削減のために黒染めを提供するサービス「KUROZOME REWEAR」に取り組んでいる。服を大切に着続けたいと考える国内外の人々から支持されており、伝統と革新の両輪を発信し続けている。
http://www.kmontsuki.co.jp/
STAFF CREDIT
PHOTOGRAPHER : Ai Miwa
TEXT : Aya Sasaki